『ザネリの青空市と宗沢香音のもつ鍋』宗沢香音20 時間前読了時間: 3分『ザネリの青空市と宗沢香音のもつ鍋』開催日時:11月22日(日)12:00〜16:00会場:ISB books 店前ふ〜ん学フリマ開催中のISB booksにて、1日限りのコラボイベントを開催します!青空市を担当してくださるのは、ザネリのオカワダアキナさん。すばる新人賞受賞作『話の諸島』をきっかけに、オカワダさんの作品を読み始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。オカワダさんは、商業デビュー以前から同人活動を通じて10年間、小説を発表し続けてきた作家でもあります。当日は宗沢香音によるもつ鍋の販売もございます。プラス50円で新潟のおいしいお米もお試しいただけます。温かいもつ鍋を食べながら、本の話などをして、のんびり過ごしましょう!オカワダアキナさんの小説について近年の純文学では、マイノリティの経験や存在を描く作品を多く見かけます。しかし、そのなかには、登場人物を外側から観察する視点が強く残り、書き手と対象との距離が埋まらないままに感じられる作品もあります。一方、オカワダさんの小説には、登場人物同士の関係を第三者として観察するのではなく、「俺」と「おまえ」という当事者の距離感から描ける強みがあります。それは単に二人称小説という形式の問題ではありません。ヤオイ(山なし・オチなし・意味なし)の物語にも通じる、関係性そのものを味わう心地よさがあるのです。登場人物が男か女か、あるいは読者自身がどんな性別なのか。そうした区別さえ忘れて、物語の世界に入り込める。そんな魅力を持った作家だと思っています。私は本当はBLのようなものが好きなのかもしれない。いや、違う。オカワダさんの書く文章が好きなんです!文学賞を受賞すると、それ以前に発表された作品が「習作」として扱われてしまうことがあります。でも、そんなことないっ!!!!かといって「受賞前から商業作品と同じクオリティだった」と言いたいわけでもありません。そもそも商業か同人かという区別だけで、小説の価値を判断すること自体が違うのではないでしょうか。オカワダさんは、発表の場にかかわらず、出会う読者に書き続けてきた方だと思います。だからこそ、エンターテインメントと純文学の境界を軽やかに行き来できるのかもしれません。登場人物の名前の付け方や、展開の作り方、その「犬身(けんしん)」ぶりにも、ぜひ注目していただきたいです。そして何より、書くことから離れて息抜きをするのではなく、フリーペーパーを作ったり、短編を書いたりと、文章を書くことそのものの中で、さまざまな実験や遊びをしているように見えるところが、本当にすごい。そんなオカワダさんの作品が大好きな宗沢も、当日は一人でも多くの方に作品をおすすめできたらと思っています。ぜひ遊びにいらしてください!