放蕩書店のサイン本はちょっとちがう?
- 宗沢香音

- 5月7日
- 読了時間: 2分
更新日:5月9日

放蕩書店では、さまざまな著者のサイン本を購入することができます。
【サイン本】小説を書くこと、続けること、世界と繋がること/太田靖久、旗原理沙子
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【サイン本】死期か、これが/杉森仁香
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ほうとうくんとは?

放蕩書店では、サイン本をお願いする際、不躾にも署名と併せて「ほうとうくん」も描いてもらうようにお願いしています。
「ほうとうくん」とは、放蕩書店のキャラクターであり、あひるのようなドードーのような生き物です。世界中を旅をしながら、草枕で本を読むのが好きです。ドーナツも同じくらいLOVE!
この見慣れたようで、そうでないような——たいていは初対面の奇妙な存在を、著者さまに一匹添えていただきます。
※もちろん、「署名のみ」のサイン本のご用意もあります。
考えてみれば、これはなかなかに無茶な注文です。馴染み深い人はほとんどおらず、多くの作家にとって、ほうとうくんはその場で初めて遭遇する生き物。特徴を簡単に説明され、あるいは見本を一瞥し、「では、ひとつ」とペンを渡される。ちょっと気の毒ですらある。
しかし、わずかな戸惑いこそ、作家の「なり」がよく現れるのではないでしょうか?
いきなり未知の生物を前にしたとき、人はどのように線を引くのか。そこには、作家の癖や判断、あるいは世界との付き合い方まで、うっすらと滲み出るものなのかもしれません。
可愛すぎぃ!
大それた言い方をしてしまえば、これは「ほうとうくん」を通した、作家という生き物の「採集」であります。同一種と思われる個体群でありながら、作家の描くその形態には顕著な差異が認められます。目の配置、輪郭の緊張度、さらにはどこか自信ありげであったり、妙に所在なげであったりもします。
このキャラクターの生みの親である私はそれを、自分のオリジナルから逸脱した模造ではなく、新しく出会われるものとして受け取り直そうと思います。こういうほうとうくんもいるのだと。



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